LGBTQ インタビュー Interview Vol.1 Sunny この街では時々、私の未熟な魂に比べて、とても古い魂を持った人に出会うことがある。モロッコにイスラエル、スペイン、チリにスイス、韓国、どこの国から来たのかなんて関係ない。 私は彼らの話を聞いたり、一緒に時間を過ごすのが好きだ。夜汽車に乗り合わせた旅人同士のように、この街で時間を共有するのはなかなか粋だ。彼らの大きな魂の前にこの世のややこしい全ては色を無くす。私の頬は緩み、心は軽くなる。 彼らの言葉は、自分が生まれる何年も前に出来た古いレコードに似ている。古いと言っても古びたレコードと言う意味では無く、様々な経験や叡智が込められたレコードと言う意味だ。そしてこの未熟な魂はそこに込められたメッセージを懸命に聞き取ろうとしている。 2005年に知人を通じて知り合った、サニーのインタビュー。個人的なプロジェクトの一部だった。今読み返すと興味深い。80年代のエイズ・パンデミックを経験して、サバイブした日本人の声は貴重だ。 サニーとは現在も個人的に親しい。素晴らしいスピリットの持ち主で会うたびに色々なアドバイスと励ましをくれる。内側も外側も美しい人だ。 無断転載禁止。 インタビューを読む Interview Vol. 1 (2005) Sunny Shiroma Share this Facebook Messenger Twitter Pinterest Whatsapp Email